午前1時、自宅仕事終了。午前6時50分、起床。シャワを浴びて出勤準備中の午前7時過ぎ、誰かが訪ねてきた。基本的に呼び鈴には応じないことにしているオランだが、呼び鈴が一向に止まないので、チェーンを掛けた状態でドアを開ける。
「いつも朝早くから煩くしてご迷惑をお掛けしました」と、文明堂の紙袋を手に現れたのは、アパートの隣室に住む爺。出勤準備中のこの時間に来ること自体、勘弁してくれい。
この爺、数年前に入居したのだが、玄関外に設置している洗濯機を大抵午前4時前後に回したり、午前7時前後に掃除機を掛け始める。オランは然程気にしないように努めていたのだが、恐らく、別の住民から苦情があったのだろう。
初めて爺の顔を真正面から見る機会を得た訳だが、彼の眼鏡のブリッジ(左右レンズフレームの間の繋ぎ)は、どう見ても輪ゴム。
出勤準備で忙しかったので、オラン自身は何も迷惑を感じていないことを告げ、文明堂の紙袋は辞退して、ドアを閉める。おおこわ。
「Vacceos 2008」
スペイン産の赤ワイン。
テンプラニーリョ種のワインは、少なくとも4~5年熟成したものなら兎も角、今回のように若いものは、オラン的には物足りない。
★★☆☆☆
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