2008/7/27 結婚観

 今朝もJに電話。今月の電話代が恐ろしいなり。

 電話で結婚の話をする。「日本に行こうと考えていたんだ」「次回私がアメリカに入国した時に結婚して、帰国後に移民ビザ申請等の手続きをすれば良いらー」「それは違法な手段だから絶対に駄目、結婚は簡単だけど、移民ビザ申請の時間が長くなる」「違法ではないし、別に別居結婚でも良いらー」「そんな名目だけの結婚はいかーん」「分かったなり......」

 別に籍入れるだけで良いらーッ!!!

2008/7/26 八起で焼肉

 バイク仲間のU氏+N氏+A氏+S氏+C君+オランで、行きつけの八起で焼肉。日頃、動物性タンパク質を余り摂取する習慣のないオランだが、八起ではカルビとユッケとタンとビビンバをもりもり食す。

 アホ話して、良い気分転換になったなり。

2008/7/25 私を嫁にしてくれい

 疲労困憊+寝不足にも関わらず、5時にふと目覚めると、Jからのメイルが届いていた。血液癌の検査が終了しChicagoから帰宅したらしいのだが、次にオクラホマ州にあるTinker Air Force Baseで他の部位の癌検査と自己免疫疾患の検査が必要とのこと。すぐにJに電話すると、「早かれ遅かれ人はいつか死ぬのだし、こんなにお金を費やしてまで検査するは嫌だ、もう何も気にせずに生きたい」と言う。少し泣いた。

 今日は聖ヤコブ(St.James)の日。早起きしたこともあり、出社前に聖イグナチオ教会の早朝ミサに預かり、それからJに電話。「2つお願いがあるの」「何???」「来週の海外出張前に、オクラホマに行って検査を受けてきて」「もう1つは???」「私を嫁にしてくれい」

 夜は、営業部長の歓迎会。疲労困憊+寝不足でヨレヨレだったが、他部署との交流は貴重なので、二次会まで付き合う。

2008/7/21 1800km

 先日電話で、Chicagoで癌検査を受けてきてくれいとお願いし、$2,000を送金したのだがー。電話の直後に車で出発し、17時間かけて1800km離れたChicagoに到着し、既に検査を受けているとのこと。

 1800kmって、横浜から奄美諸島の徳之島までの距離。この距離を車での移動範囲と考えるアメリカ人って一体!? 兎に角無事で良かったなり。

2008/7/18 後悔したくないから

 深夜Jと電話で話したら、血液癌の検査をキャンセルしたいと言う。

 仕事を持つ身として、数週間仕事場を離れることに不安を感じるのは良う分かる。それに、前回の検査時に交通費と滞在費だけで20万円近く掛かった上、再び交通費と滞在費だけで30万円以上要するも正直痛い。

 しかし、ここで再検査と追加検査をしないことで病状を悪化させ、後から後悔するのだけは絶対に嫌だ。一回り年上のJと結婚して、彼が死ぬ前にせめて20年間くらいは結婚生活を送りたいと思っとるのに、それさえ叶わなくなったら堪らない。だから、検査を受けにChicagoへ行って。

 互いに海外出張を控えて忙しいけれど(しかもJはアフリカ行き)、Texasにある我が家での夏休みは絶対に決行しよう。

2008/7/17 再検査

 PMDAから帰社した後も何かと慌しく、夕方になってから、Jからのメイルが携帯電話に届いていることに気付く。先日の骨髄検査の結果、もう2回検査の必要があるとのこと。家から1800km以上離れたChicagoに数週間滞在するから、車で向かうと言う。

 初めてJから血液癌の話があった時、酷く沈没したものの...... 骨髄検査を終えたJは再び船に戻り、心配する一方で、元の生活に戻った気がして楽観視していた。仕事場の非常階段に出て、メイルを再読しながら、独りで泣いた。5分後には席に戻ったものの到底仕事に集中することができず、大好きなTさんとお喋りして気分を晴らしてから退社。

 23時。今からヨグルトを食べ、なちに貰った栄養ドリンク「コンクレバンゴールド」を飲み、コヒしたら、仕事を再開しよう。

2008/7/13 有隣堂

 セパ飯VTRに乗って伊豆スカへ行くはずが、昨夜の深酒と心労と寝不足と過少月経が重なったこともあり、絶不調オラン。結局昼過ぎまで寝込み、それから教会へ。ミサの最中、数ヵ月ぶりに告解室へ。

 帰路、有隣堂へ行き、本やタウンで取り寄せた「対訳ISO13485:2003 医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格」を受け取りに行く。驚いたのは、「本やタウンで本を注文したのですが」と言った途端、「オランさんですね」と店員の男の子が即座に本を出してきたこと。3月に転職して以来、ほぼ毎週のように薬事法やQMS+GMPや薬事申請や添付文書や薬剤師マニュアルや治療法やその他医療関連の本を取り寄せていれば、顔を覚えられるか。

 4ヵ月弱の間に費やした書籍代は6万円。うち5万円強は自己投資。前職の時は、こんなに自腹切らんでも済んだのに、はあ......

2008/7/10 造血器腫瘍アトラス

 Jから血液癌のことを知らされて、なちから助言を得て取り寄せた本を受け取りに、有隣堂へ。「造血器腫瘍アトラス」、12600円也。採血検査で恐怖の余り貧血を起こしてぶっ倒れるオランにとって、吐き気を覚えるような内容だが、病名、治療法、効能効果、使用薬、薬効、注意点、生存期間等が非常に分かりやすく解説されており、12600円を費やしただけの価値はある。

2008/7/9 卒業生の集い

 仕事明け、某S社卒業生の集いに参加する。どえりゃーお洒落なレストランに集まったのは、A嬢+W氏+K氏+S氏+N氏+オラン。某S社に入社+退職した時期は夫々異なるが、6名のうちオランを含む3名が転職先で一緒に働いており、別の2名も他の会社で一緒に働いているなど、この業界はどえりゃー狭い。近況報告や情報交換をして、有意義な時間を過ごしたなり。

2008/7/8 ありがとう

 残業明けに郵便局へ行き、なちからの贈り物を受け取る。その場で手紙を読んで涙。帰宅してPCを立ち上げて、おじょうからのメイルを読んで再び涙。Jの骨髄検査のことで心底参っている最中、気遣い励ましてくれる仲間が居て、本当に幸せだ。

2008/7/7 O型

 午前2時に仕事を終え、「血液型教えて」とJにメイルしてから就寝。睡眠中に度々目を覚ましながらも、午前6時45分まではベッドで休む。

 これまで個性豊かな愛すべきB型に出会った経験から、Jも絶対にB型であろうと思っていたのだがー。何とO型であることが判明。典型的なO型と言われる身として、納得できん。

 オランを誘わずにFujiyamaに乗りに行くわ(畜生)、連絡が無いと思っていたら突然タイイタリアから電話をしてくるわ(休暇らしい)、六本木のディスコから「愛しているか???」と電話してくるわ(誘惑と戦っていたらしい)、オランが大学を卒業する前に黙って帰国するわ(衝突回避)、オランが初給料を貰った途端に財布を握るわ(屈服オラン)、誕生日プレゼントに大型テレビが欲しいと言って小遣いをせびるわ(送金オラン)、何の前触れもなく「を買ったから頭金500万円払え」とメイルしてくるわ(到底無理だと断ったオラン)、黙って定年退役してを買い替えるわ(驚きの余り言葉も出ない)。

 残業明けに帰宅したら、自宅PCにJからのメイル。「昔、医者に癌と診断されたが、俺は癌じゃなかったからどこも悪くならんかったのだ」

 この行動力と独創性、どう考えてもB型だろう。

2008/7/6 再発

 骨髄検査の話が挙がって以来、睡眠中に目が覚めてしまうようになったオラン。それでも午前6時に起床して、セパ飯VTRに乗って、久々に伊豆スカ襲撃。CYB350長老、TZR250氏、新生YZF-R6氏、R1200S氏に再会。初顔合わせしたバイク乗りの男衆らに、チーム亀石のマスコットとして紹介されたのだがー。三十路半ばの負け犬ライダーとして、かーなり恥ずかしい。

 帰宅後にJからのメイル受信。「何でそんなに心配するのか理解できん、1988年に同じ癌になった時も大丈夫だったし、今回の方が前回よりも検査値は良い方だよう」

 再発!? お付き合いを始めた1996年以降、癌の話は聞いたことないぜい??? 今回も治療で制御可能ならば嬉しいけれど、再発だったの??? Jが20代で癌を患っていたとは、予想だにせんかった。感染症でもないし、命や日常生活に支障をきたす程の癌でなければ、敢えて癌歴を報告することもないよなあ。

 少し安心したものの、夕刻のミサで祈っている最中、涙目になってしまった。


2008/7/5 気付け

 気付けの夕食に、Raices de Garnacha(2005)を飲む。今まで購入した中で、最も美味しいスペイン産の赤ワイン。頑張れ、私。

2008/7/4 将来

 Jと結婚したら、何年間夫婦で居られるのだろうか??? それからどれくらい、未亡人生活を送るのだろうか??? 結婚せぬまま修道女になるのは嫌だ。

 Jを日本に呼び寄せ、オランの扶養家族にした方が良いのだろうか??? 一家の大黒柱となる精神的重圧に絶えられるだろうか??? Jが退役軍人で良かった、医療費は退役軍人向け保険で賄える。

 治療で日常生活を維持できるとしても、別居婚だとしても、いい加減結婚して公的な夫婦としての結びつきが欲しい。9月の夏休みに、結婚できないだろうか??? 女から結婚話を持ち出すのは嫌だけれども、取り敢えず意見を聞いてみよう。

2008/7/3 血液癌、さすがに弱気になる

 午前1時過ぎ、2次会先の閉店に伴い、解散。殆ど記憶にないけれども、仕事場からタクシーに乗って帰宅したらしい(後日タクシー代を計算したら、1万円強もした...)。

 どえりゃー酔っ払って寝入り、目覚めた時は既に8時50分。三十路過ぎて、転職以来3度目の鬼的寝坊。恥を承知でNマネジャーに電話をし、午前休の申請をする。その後、飲んだくれている最中に受信していたJからのメイルを読み、再度読み返し、緊急事態であることを悟る。

 「大至急Chicago行きの航空券を予約して欲しい。」「緊急事態発生、応答してくれい。症例の少ない血液癌らしい。全米で検査可能な施設は6箇所。船にクレジットカードを持ってくるのを忘れた。」「返答してくれい。」

 慌ててJに返答し、Chicago行きの航空券を予約。国内航空券なのに10万円近くしたが、しゃあない。その後涙目のまま出社し、二日酔いによる午前休をからかわれながら、親友の薬剤師なちに電話。癌に関する良書を推薦してもらう間、電話口でJが癌らしいことを伝えそうになるが、その途端に涙が溢れそうで踏みとどまる。

 薬剤師なちからの推薦本は時間をかけて適切なものを選択するとして、Jから教わった英単語を元にamazon本やタウンで関連書籍を探す。2000年以降に出版されたものの中で、唯一検索に引っかかった「造血器腫瘍アトラス 形態,免疫,染色体と遺伝子」を予約。

 早々に退社して帰宅したものの、眠気の一方でなかなか寝ることができない。なちの助言に沿って治療法と治療薬について調べる。ハイドロキシウレア、ブズルファン、クロラムブシル、シクロホスファミド、インターフェロン、そして放射性リン(32P)。仲間に薬剤師が居ることも、自身が3ヵ月前に医薬会社に転職したことも、今日の日の為だったのかと思うくらい。

2008/7/2 もし独身だったら

 仕事明け、Yさんの送別会に出席する。この仕事場で働き始め、何となく似た者同士のような臭いがして、大好きになった人。最終出社日、相手は一回り上のマネジャーであるけれど、「畜生、何で私が辞める前に辞めるん??? 背中蹴り飛ばしたい気分らー」と暴言したオラン。転職先でも、いつまでも、素敵な男で居て下さい。

 ちなみに一緒に出席していたTさんは、酒席にて表明。
「独身だったら絶対オランと結婚していた」
「本当にいい女で大好きだけど、でもやる気が一切しない」
「俺が独身だったら、オランだって俺との結婚考えたはずだ」

 3ヵ月前に出会った時、10数年来の恋人Jと結婚しなかったのは彼と出会う為だったのかもとまで思った相手であり、既婚者であることを知り密かに大失恋した相手であり、オラン的社会人生活に於いて至上最高の仕事仲間のであるTさん。畜生、まだ辞めないでくれい。

 23時に1次会を終了し、2次会へ。

2008/7/1 映画の日にJuno鑑賞

 今日は映画の日の為、仕事場を早々に抜け出してCinecitta'Junoを鑑賞。興味本位でしたセックスで妊娠した鬼的童顔女子高生のJunoが、中絶を考えるも養子に出すことを決心し、家族と親友に見守られながら生活+出産するまでの話。happy endingの映画で良い気分転換になったなり。

 どえりゃー余計な話だが、オランはカトリック教徒の為、Jとのベッドタイムに避妊具は存在しない。もしオランが10数年前の大学生時代にJunoのように妊娠+出産していたら、今頃どんな生活を送っていたのかーなー。三十路になると、周囲の女ダチから出産について聞くことも増えるのだが、外科的な痛みに弱いオランは、出産に恐怖を覚えるようになってしまった。

 23時。仕事PCを持ち帰ってきたことだし、今から仕事再開するかーなー。