2008/7/3 血液癌、さすがに弱気になる

 午前1時過ぎ、2次会先の閉店に伴い、解散。殆ど記憶にないけれども、仕事場からタクシーに乗って帰宅したらしい(後日タクシー代を計算したら、1万円強もした...)。

 どえりゃー酔っ払って寝入り、目覚めた時は既に8時50分。三十路過ぎて、転職以来3度目の鬼的寝坊。恥を承知でNマネジャーに電話をし、午前休の申請をする。その後、飲んだくれている最中に受信していたJからのメイルを読み、再度読み返し、緊急事態であることを悟る。

 「大至急Chicago行きの航空券を予約して欲しい。」「緊急事態発生、応答してくれい。症例の少ない血液癌らしい。全米で検査可能な施設は6箇所。船にクレジットカードを持ってくるのを忘れた。」「返答してくれい。」

 慌ててJに返答し、Chicago行きの航空券を予約。国内航空券なのに10万円近くしたが、しゃあない。その後涙目のまま出社し、二日酔いによる午前休をからかわれながら、親友の薬剤師なちに電話。癌に関する良書を推薦してもらう間、電話口でJが癌らしいことを伝えそうになるが、その途端に涙が溢れそうで踏みとどまる。

 薬剤師なちからの推薦本は時間をかけて適切なものを選択するとして、Jから教わった英単語を元にamazon本やタウンで関連書籍を探す。2000年以降に出版されたものの中で、唯一検索に引っかかった「造血器腫瘍アトラス 形態,免疫,染色体と遺伝子」を予約。

 早々に退社して帰宅したものの、眠気の一方でなかなか寝ることができない。なちの助言に沿って治療法と治療薬について調べる。ハイドロキシウレア、ブズルファン、クロラムブシル、シクロホスファミド、インターフェロン、そして放射性リン(32P)。仲間に薬剤師が居ることも、自身が3ヵ月前に医薬会社に転職したことも、今日の日の為だったのかと思うくらい。

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