2009/10/19 植民地みたいな宿

 9年半ぶりに来日するJと、4年ぶりに会うことになり、1泊目はオラン宅と決まったものの... 100kg超のJと、ベッド+卓袱台+PCデスク+テレビ台+電子レンジ台+パイプハンガーが詰まった6畳1間で過ごすのは、いくら愛しているとは言え、辛い。

 高校生の頃から愛用している木製フランスベッド(日本のシングルサイズ)は、Jとオランの体重の合計150kgに耐えられるだろうか??? 2005年に起きた震度5弱の地震で、固定位置から動いてしまった便器と便座は、100kg超のケツに耐えられるだろうか???

 ということで、2泊目以降は一緒にホテルに泊まることにしたのだがー。大嫌いな大都会東京の、しかも南麻布のホテルを予約したと聞き、怒り爆発寸前のオラン。家のローンの支払いに苦労しているというのに、何で南麻布を選んだんだッ!!!

 そしてJから教わったホテルのウェブサイトを見ると、あれ??? 世界で最も金がかかる都市の中心に位置するこのホテルは、米軍関係者とその連れに、贅沢な宿泊施設とレストラン、英語が通じる環境を手頃な値段で提供します。シングル1部屋は1泊$59で、大人2名まで可。オラン的仕事場までも40分くらいだし、まあ良しとしよう。

 太平洋戦争から60年以上が経過し、まさか南麻布に、米軍の植民地みたいな宿があるとは思わんかった。昼休みにその歴史を調べてみると、太平洋戦争後の1946年に米軍が接収した永田町のホテルが解体されたため、南麻布のホテルが新たに接収されたらしい。これも思いやり予算で運営されているのだろうか???

2 comments:

Atok said...

New Sannoのことでしょうか。
中には入ったことがありませんが、入り口がいかめしい感じのところです。
その敷地に面したところに確かおいしいフランス料理店がありました。

orang said...

Atokさん:
当たりです。近くに結構な数の大使館があるので、美味しい料理屋さんも多くありそうですね。
残念なことに我が家にはその余裕がないので、せめて地域の雰囲気だけでも楽しんできます。