昼休みに入るまでに、退職願を提出しよう。話がある、と言ってシニアマネジャーと会議室に入り、退職の意向を伝える。所属部署内の組織変更や年収増や他部署への異動まで提示して、何としてでもオランを引き留めたいシニアマネジャー。退職願を受け取ろうとしない。
夕方になってから再び、シニアマネジャーと会議室で話し合う。任されている業務は皆遣り甲斐があり、どんなに大変でも仕事自体には満足している。しかしマネジャーや同僚にコミュニケーションを遮断され、仕事を依頼しても応対してもらえず、周囲の人々に気を遣わせる状況は精神的に苦痛である。人間同士の付合いの問題だから、原因はオラン自身にもあることは理解しているが、このまま仕事を続けて今以上に不信感を募らせるのは耐え難い。だからこそ、1日でも早くこの場から去りたい。
退職届を受け取って貰った。
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