産業カウンセラK氏宅に泊めてもらった翌朝は、My Life Without Me(死ぬまでにしたい10のこと)という映画をみて心を温かくして、それから西を目指す。
名古屋から岡山経由で鳥取へ。そして、引き篭もり生活20年の某男性宅を訪問する。産業カウンセラK氏のみならずオランをも家に上げてくれたものの、露に警戒心を表される。数秒たりとも、同じ空間(=部屋)に居合わせることはない。目を見ることも、顔を見ることもない。声を掛けても、返事はない。足の踏み場もない男性宅でハウスダスト・アレルギー症状を起こしたオランの鼻からは、鼻水が滝の如く流れ始める。
20~30分程度の訪問後、一緒に海へ行こうと誘ってみる。言葉を交わすことはないものの、これまた足の踏み場もない車に産業カウンセラK氏+オランを乗せて、日本海へ連れて行ってくれた。夜の砂浜を3人で黙々と歩いていると、ふと男性が護岸用テトラボッドをよじ登り始める。一瞬怯んだものの、彼についてテトラポッドをよじ登り始めると、「荷物を落としても拾えんで」と声を掛けてくれた。嬉しい。テトラポッドの頂上から暗闇の海を眺めながら、産業カウンセラK氏が、以前男性と一緒に外出した時の思い出話をする。自転車に乗った、ビニル製ボートに乗った、等など。
砂浜に戻ってから、産業カウンセラK氏をを介して明朝訪問したい旨伝え、了承を得る。オランにとって生後初となる日本海襲撃についてお礼を言い、そして解散。
宿で遅い夕食をとり、入浴し、爆睡オラン。
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